姫路市の空き家バンク|登録条件・流れと「登録すれば売れる?」の実際

姫路市の空き家バンク

「実家を空き家バンクに登録すれば、買い手が見つかるかも」。そう考える方は多いと思います。

この記事では、姫路市の空き家バンクの登録条件や流れ、使える補助制度、そして姫路で空き家のご相談を受けている立場から見た実際のところをご紹介します。

目次

姫路市空き家バンクとは

姫路市空き家バンクは、姫路市内の空き家を売りたい・貸したい人と、探している人をつなぐ姫路市の制度です。姫路市の住宅課が運営しています。

市が行うのは空き家の情報提供と、仲介する不動産会社との連絡だけで、交渉や契約は当事者どうしか、仲介する不動産会社を通して行います。空き家バンクそのものの一般的なしくみは「空き家バンクとは?しくみ・メリットと注意点」をご覧ください。

姫路市空き家バンクの登録条件

登録できる物件

登録できる姫路市内の一戸建て住宅
登録できない傷みがひどい建物/アパート・マンション/店舗など住宅以外の建物/市街化調整区域で住める人が限られる物件
登録できる人持ち主、または売ったり貸したりする権限がある個人(法人は原則不可)
登録の期間2年(更新できます)

郊外の家なら登録で謝礼金2万円

市街化調整区域や都市計画区域外など、郊外の一戸建てを登録して公開されると、2万円の謝礼金が出ます(2024年度から)。

登録から売れるまでの流れ

  1. 持ち主が市に物件を登録する
  2. 持ち主が仲介を希望すると、市が不動産会社の団体に依頼する
  3. 引き受けた不動産会社と、価格などの条件を相談する
  4. 市のホームページに物件が公開される
  5. 買いたい人・借りたい人から申し込みがあれば、不動産会社が案内・説明をする

空き家バンクに登録すれば売れる?実際のところ

ここからは、私たちが姫路で空き家のご相談を受けている立場から、実際に感じていることをお伝えします。

登録しても売れるとは限らない

正直に言うと、空き家バンクに登録したからといって売れるわけではありません。登録したまま何年も買い手が見つからない物件も少なくありません。

仲介の流れは、不動産会社を自分で選ぶのとあまり変わらない

仲介を希望すると、市から不動産会社の団体に依頼が行き、そこから各不動産会社に「この物件の仲介をしたい会社はありますか」という案内がFAXで送られる、というのが実際の流れです。つまり、手を挙げた不動産会社が仲介するという点では、自分で不動産会社を選んで頼むのと大きくは変わりません。

売れにくい物件は、仲介を引き受ける会社も少ない

不動産会社も商売です。立地や建物の状態から見て売れにくい物件は、仲介に手を挙げる会社自体が少なくなります。「空き家バンクに出せば、売れにくい家でもなんとかなる」というものではないのが実情です。

姫路市空き家バンクのメリットと注意点

メリット注意点
市のホームページに載り、移住を考える人などの目にとまる登録しても売れるとは限らない
郊外の家なら謝礼金2万円が出る市は交渉や契約にかかわらない
登録が条件の改修補助がある(下記)仲介を頼めば仲介手数料がかかる
登録は無料一戸建てしか登録できない。傷みがひどい家も不可

姫路市空き家バンクとあわせて知りたい補助制度

  • 姫路市空き家改修支援事業(交流施設型):空き家バンクに登録した一戸建てを、交流・宿泊・体験学習の施設などに改修する場合に、費用の3分の2(上限200万円)を補助。募集の時期は年度ごとに確認が必要です。
  • 兵庫県 空き家活用支援事業:空き家を住まいや事業所などに改修する場合の補助。姫路市は原則対象外ですが、旧香寺町・安富町・夢前町・家島町の地域は対象です。
  • 姫路市老朽空家対策補助金:傷みがひどく危険な空き家の解体費の一部を補助(個人型は3分の1、上限50万円)。工事前の申請が必要です。

姫路で空き家バンクを使うときのポイント

  • 空き家バンクだけに頼らず、不動産会社への相談と並行して考える
  • 郊外の家なら、謝礼金や改修補助を目当てに登録しておく
  • 売れるまで時間がかかる前提で、そのあいだ家を傷ませないようにしておく

姫路市の空き家は約3万7,560戸、住宅全体の14.1%にのぼります(2023年住宅・土地統計調査)。空き家バンクに出ている家はそのほんの一部で、買い手にとっても選択肢はたくさんあります。傷んでいない、手入れされた家のほうが選ばれやすいのは言うまでもありません。

まとめ

空き家バンクは、登録すれば売れるという制度ではありません。仲介のしくみも、不動産会社に直接頼むのと大きくは変わりません。使える補助や謝礼金は上手に使いつつ、売れるまでのあいだ家をよい状態に保つことが大切です。

売れるまで、貸せるまでのあいだの見回りは私たちにおまかせください。月1回、換気・通水・外まわりの確認をして、写真つきの巡回報告書でお知らせします。

姫路市内の空き家の見回りは月額5,500円から。

料金を見る 無料で相談する

あわせて読みたい:空き家バンクとは?/実家じまいとは?何から始める?/空き家の固定資産税はいくら?

出典:姫路市空き家バンク/姫路市(物件登録)/姫路市「空き家バンクを利用する際の注意点」/姫路市(物件登録謝礼金)/姫路市空き家改修支援事業/兵庫県 空き家活用支援事業/姫路市 令和5年住宅・土地統計調査

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